2016年5月 ジョジョ旅inフランス
2016年の5月、岸部露伴先生に倣って、ルーブル美術館に行った。どんな「絵」なのか見ておく必要があるな。と思ったからだ。今から考えたらもう3年前なんだと思うと、震えてしまう。
露伴先生のいう通り、敬意を払ってネクタイでも絞めていくべきだったが、そういう訳にもいかなかったので、いつもの旅ルック(スニーカーとはTシャツ、リュック)はやめて、ジャケットとブーツに肩からかける皮のカバンで、なるべくキチンとした格好をしていった。
この時の格好を後悔してはいないが、その後の旅行で踵の高い靴を履くことはなかった。足が痛くならなければもっといろんなところに行けたのになあと思ったからだ。
「岸部露伴ルーブルに行く」で、印象深いのはルーブル美術館の外にある透明のピラミッドの扉絵や表紙である。普段ジョジョ立ちをして写真を撮ることはないけれども。この時どうしても露伴先生と同じ場所、同じポーズで記念撮影をしたくなった。
やめとけ!やめとけ!
しかし、この旅行でも一人旅だったため、シャッターを押してくれる人はいない。私は同じように一人旅で来たであろう比較的話しかけやすそうな人を探して、15分くらいうろうろする。完全に不審者である。
やっと写真を撮ってくれる人をつかまえてパチリ。
やっぱり、一人で写真なんてやめとこうと思わなかったところを見るに。だいぶテンションが上がっていたようだ。
ルーブル美術館にはWebで前売りのチケットを買っていたので、行列には並ばずにすんなり入れた。
館内での目的はもちろん、モナリザ。館内は写真OKだったが、当時博物館や美術館で写真OKというのに慣れてなくて撮らなかった。もったいない。
モナリザは、予想よりも小さくて、ものすごい人垣に囲まれていた。館のスタッフさんも、ほかの作品の5倍くらいの人数が常駐していたけど、特に監視をするというわけでもなく、のんびりおしゃべりしていた。
ざわついていた所為か、名画を見たカンドーというのはあまり感じられなかったし、吉良吉影みたいに、下品な気持ちにもならなかった…残念です。